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レンタルではできない使い方は?無線機を購入するときのポイントまとめ

レンタルではできない使い方は?無線機を購入するときのポイントまとめ

無線機を使いたい場合には、購入とレンタルの2つの方法があります。
どちらを選ぶにせよメリットとデメリットがありますが、今回は購入する時に必ずチェックした方が良いポイントを3つ程述べます。
1番大きいのは長期継続利用の予定の有無であり、予定があるのでしたら購入した方がメリットは大きくなります。

1、長期継続使用の予定があるのか臨時で使うのか

無線機を購入する場合は、メーカーや種類にもよりますがコストがどのくらい変わるのか計算してみましょう。
希望の機種や、使いたい台数、使用頻度によりレンタルしたほうが良い場合もあれば購入した方がコストを安く抑えられることもあります。

無線機の技術は日進月歩していますので、1度購入したらそのままずっと使い続けられるというわけでもありませんし、購入した場合にはメンテナンスや消耗品の買い替えの手間も考慮に入れないといけません。
ですが仕事の内容によっては頻繁に無線機を使う必要がありますし、その時にタイミング良く使い勝手の良い無線機がレンタル出来ない事もあるかもしれません。

一方、レンタルの場合は最新型の機種が借りられるメリットもありますが無線機は使い慣れるまでにはある程度練習が必要ですので、毎回違う機種になってしまうと使用する側はデメリットが出て来るのは否めません。
慣れない事で多少なりとも仕事に何らかのロスが生じる事を考えるのでしたら、やはり購入した方が効率良いかもしれませんね。

場面に応じて複数の通信機を使い分ける必要がある様な場合には、レンタルと使い分けた方が良い事もありますが、使う現場と使用目的が明確ならば、まとめて一定数を購入する方がメリットは大きいです。
迷っている場合には、まずこのポイントを確認してみる事をお勧めします。

購入する場合には外せない3ポイントがある

「使用する範囲を確認する」
イベントで使う場合、長距離通信が必要なのに短距離の品を用意しても無駄になってしまいますし、大きな建物が多く電波が遮断されやすい所でも同様の問題が起きます。

「利用場所周辺の状況を確認する」
屋内か屋外かでもまた条件が変わります。
その上で、長期継続使用の予定があるのでしたら、無線機の購入に踏み切った方が良いです。無線機は1機で全ての範囲をカバー出来る物ではないという事は必ず把握しておいて下さい。携帯の普及の影響で混同される事もありますが、携帯電話とは異なります。

「スペックを見て目的に合致しているかどうかを確認する」
無線機は近距離と中距離、遠距離でそれぞれ対応機種が変わります。
近距離タイプは約200m範囲内で使う事を想定しており、小規模イベントでのスタッフの通信用に使われる事等が多いです。
中距離タイプは市街地の1キロ範囲内での運用を想定しており、主に花火やマラソン大会等で使われます。
遠距離タイプはタクシー同士のやり取りや、地方の出張所から本部へ通信したい場合に選ばれる物で、手軽な物ではIP利用の無線機等があります。
制限を受け難く、何処にいる相手とでもコミュニケーションが取れるというメリットがありますが、携帯電話の回線と被る為、年末等で携帯を使う人が急に増えたりすると繋がり難くなるというデメリットは意識しておく必要があります。
それぞれの機種の特徴を把握しつつ3つのポイントを検討して、最適な機種を選ぶ様にして下さい。

違法改造品を購入していないか

もうひとつ購入を考える時に特に気を付けたいのは「日本国内で使うと違法になる無線機」の存在です。
お店で普通に売っていますので、間違って購入しない様に注意しないといけません。
海外基準で作られているパターンと、電波がより遠くまで飛ぶ様に改造されているパターンの2つが代表的です。
電波はテレビやラジオを始め警察や消防、医療機器等多くの機器で使われており、その中で違法改造品を使ってしまうと社会的な混乱に繋がってしまいます。
日本にも独自の運用基準があり、一致しない物を使った場合は電波法で罰則を受ける事になります。
一昔前までは違法改造品を入手出来るルートは限られていましたが、ネット全盛になった昨今、激安の触れ込み等で一般人の目に付く様に売っている事も珍しくなくなりました。

違法改造品を使用した場合の罰則対象者は販売者ではなく使用者になる所もポイントです。
見分けるポイントは技適マークが付いているかどうかになります。
技適マークとはどのようなものか、以前説明させていただいておりますが、技適マークは基準に合った品にしか発行されない物なので、確認出来た場合には違法改造品等ではないという事です。
お店で確認出来る場合には、必ず手に取って調べないといけません。

ネット販売の場合は全体が見えない様になっていたり、画像と実物が違うかもしれないリスクもありますが、その場合は商品説明にあるライセンスやスペック説明の説明文をしっかり読んで下さい。適法の物ならば、必ず何処かに証明する記述が見つかります。
逆に言えば記述が無い物は危ないので選択しない方が無難です。

長期継続使用の予定がある場合は、購入した方がコスト面は相当に抑えられます。
その上で使用目的と利用場所周辺の状況、目的に合ったスペックの無線機を選ぶ様にするのがベストです。
後は違法改造品に当たらない様に技適マークを必ず確認する事とネット購入の場合は、
スペックとライセンスの記述を読み込む事を忘れなければしっかりした無線機を入手出来ます。

 

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