レントシーバー

免許がなくても使用できる!無線機の種類と特徴について

免許がなくても使用できる!無線機の種類と特徴について

一言に無線機と言っても様々な種類があります。小電力無線局で使用する特定小電力無線機は、免許や登録申請の必要はありません。
工事現場や運送業、遊園地やスキー場などで使われている簡易無線機も免許の必要はありませんが、登録局への申請は必要です。
公共事業やタクシー会社などが使っている業務用無線機は、無線従事者免許は必要ないですが免許局の免許が必要です。

特定小電力無線とは、どういう無線?

電波の出力が0.01Wと小さいものは特定小電力トランシーバーとも呼ばれています。携帯型のトランシーバーで通信距離は市街地で100メートルから200メートルほど、障害物のないエリアであれば1キロから2キロ程度は通信可能です。

チャンネルのも3タイプあり、同じチャンネル数であれば機種メーカーが違っても通信ができます。3つのチャンネルの中でも20CHはすべての機種との通信ができるようになっています。お店などの店舗や小規模なイベント、中小規模の工事現場などでよく使われています。

このタイプのものは、使用する際にも免許が不要な無線機なので手元に届いたその日から使用することが可能です。最近ではホームセンターなどでも販売されているのを見かけたことがあるかもしれません。登録局への申請の必要ありませんので手軽に使用できます。
個人で購入して使用している人も多くいます。レンタルの価格も簡易無線と比べると割安になっているのが特徴です。

初心者でも安心して使用することが可能です。通信範囲に限りがあるので通信距離によっては簡易無線が必要な場合もあります。
狭い範囲での使用であれば特に問題なく使用できます。通信費や電波の利用料金も割安なのでローコストで使用できます。
費用面などで考えても長期間の導入に向いていると言えます。

簡易業務用無線機とは、どういう無線機?

レンタル業者が貸し出している無線機のほとんどは簡易無線機になります。
簡易業務用無線機とは、デジタル簡易無線局とも呼ばれているものです。携帯型と車載型の2つのタイプがある無線機となります。
最大出力が5Wなので中距離通信に向いています。

特定小電力トランシーバーの通信では届かないような距離での通信も可能です。
通信距離は市街地で500mから1,000mで、障害物がないエリアだと1㎞から4㎞は通信できます。
使用するのに特別な資格はいりませんが、登録の手続きは必要です。

デジタル簡易無線トランシーバーの特徴としては、秘話機能がついていることです。
他人に聞かれたくない仕事上の話や個人的なプライベートな話も聞かれたくない相手に聞かれることなく通信できます。個別呼び出し機能や集団呼び出し機能など特定小電力トランシーバーにはない機能もついています。
屋外での使用を目的として作られているものも多いため、防水性や防塵性の高い機種があるのも特徴と言えるでしょう。

地上用では、登山やスキー、バイクツーリングなどレジャー目的で使用する人も多くいます。
大規模なイベントでも使用することが可能なので、コンサート会場などでも多く使われています。上空用の機種も多くあり、スカイダイビングや高所での作業などでも使われている機種になります。

レンタル会社での取り扱いもあるので、短期間や一時的な使用を目的とするのであれば免許も登録の必要ないレンタルの方がお得です。
申請等の手続きが面倒な場合や短期間の使用を目的とするのであれば、レンタル会社を考えた方が良いでしょう。
レンタルであればそのような従事者資格や登録状の申請等もレンタル会社がすでにやってくれているので、使いたい日からすぐに使用することが可能です。継続的に使用する予定がない場合は、レンタルすることをおすすめします。

業務用無線機とは、どういう無線機?

業務用無線機とは、企業などが業務に使用するもので広域用無線機とも呼ばれています。
一般業務用と簡易業務用の2種類に分類することができます。一般業務用は、公共性の高い企業が主に業務で利用しています。
地方自治体や消防、電力会社やガス会社、タクシー会社などが業務で使用する無線になります。

簡易業務用よりも出力が高いために使用する場合には、無線局の許可が必要になります。使用できる最大出力も免許により異なりますので使用するときに注意しなければなりません。
業務用無線を使っている会社には、その業務の内容に応じて無線従事者免許をもっている人を配置する必要があります。
それに対して、簡易業務用はそのような免許も必要なく利用できます。簡易業務用は最大出力が5Wで通信距離は約1㎞から3㎞となっていて、主に企業が業務で利用しています。
ただし、簡易業務用の使用にも、個人や法人で所有して使う場合には総務省に無線局登録状の申請をしなければ使用できません。

このように無線機には、様々な種類があります。使用する目的や期間に応じて購入するかレンタルかを選んで使用することをお勧めします。
継続的に使用するのであれば、免許を取得して高出力の機種を使用すると通信距離も広がるので良いでしょう。

 

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